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野口英昭17日の行動の謎 - 澤田秀雄は社内調査を公表せよ
e0079739_1611366.jpg週刊文春の記事では、基本的に野口英昭殺害の黒幕は、問題の投資事業組合にライブドアと共に出資していた広域暴力団ではないかという推理が基調になっている。この事件を注目して見守っている多くの一般的な見方だろう。今週「ニュース23」に出演した立花隆も同じ見方を披露していた。検察は一刻も早く投資事業組合の内実を暴き、そこに関与していた黒い面々に光を照射してもらいたい。イメージとしては五菱会が集めた闇金融の資金の裏運用のようなものになる。一説では、投資組合に流れ込んでいた黒い闇資金の背後には政治家の影も見え隠れしているという噂もある。野口英昭の死の一報が伝えられたとき、堀江貴文は狼狽を隠さなかったが、それが誰の手によるものなのか堀江貴文は薄々理解できていたに違いない。その理由も一瞬で察知できていただろう。私は非常ブザーを押したのは犯人(プロ)だと推理していて、その理由は、なるべく早く死体を発見させて、その情報をLD幹部と検察に知らせるためだったと考えている。



e0079739_15552087.jpg事情聴取が間近に迫っていた時期であり、堀江貴文や宮内亮治に恐怖を与えて、検察の前で沈黙させる必要があった。事件が他殺であったとすれば、犯人はきわめて俊敏に仕事を遂行している。捜査着手からわずか二日、押収物の検証が始まったばかりで、まだ関係者の誰も事情聴取を受けていなかった。この時点の半日一日の時間は決定的に重要な意味を持つ。犯人は一刻も早く「殺害」の事実を関係者に知らしめようとしたのだ。だからこそ、あのように残虐に殺害しているのである。わざと残酷に切り刻んで凄惨な手口を見せつけているのであり、「自殺にみせかけた生贄だ」というメッセージを発信しているのである。関係者を恐怖で凍りつかせることが目的なのであり、そのためには簡単な不審死では効果が出ない。メッセージを確実に届かせる残忍な殺し方が必要で、同時に警察が「自殺」認定する周到な殺し方が必要だった。その点で犯人は完璧に目的を達成している。週刊文春の取材を応援しつつ、ブログ独自の推理を述べたい。

e0079739_1555898.jpg私は、前日17日の野口英昭の行動が事件の鍵を握っていると思っている。その日、野口英昭は会社にいた。午後五時半すぎに夫人が会社に電話を入れ、そのとき、「今から帰れるみたいだから、帰るね」と本人が答えている。これが夫人が聞いた最後の言葉となったわけだが、野口英昭はその夜は自宅には帰らなかった。出社後の夜の行動は不明である。そして翌朝、7時頃にタクシーで汐留から首都高速に上がり、羽田空港に向かって那覇行きの全日空便に乗った。汐留といえば会社のある新宿からは自宅のある目黒を挟んで反対側の場所だ。自宅は目黒区内である。東急線沿線と考えるのが普通だろう。わざわざ自宅を素通りして新橋方面へ行っている。その夜、何があったのか。誰と会っていたのか。汐留からタクシーで高速に上がったとなると、宿泊したホテルはロイヤルパークかヴィラフォンテーヌだろう。警察は宿泊者名簿を調べるべきだ。文春の記事を見るかぎり、那覇に着いた野口英昭は、前夜は一睡もしていない様子が窺える。

e0079739_15553276.jpg誰かとホテルで一晩中話をしていたか、新橋界隈で遅くまで話し込んで、そのまま徹夜で那覇に向かった可能性が考えられる。誰かと新橋で落ち合っている。誰かと会って話をしていたとすれば、それは面識のない人間ではなく、また捜査と無関係な話題で会っていたのではなかったはずで、すなわち、17日の夜に新橋で野口英昭と会っていた人間が事件の真犯人ということになる。このとき犯人は野口英昭を騙して懇々と諭したはずだ。「ほとぼりが冷めるまで海外に逃亡潜伏して欲しい」「申し訳ないが容疑を被って一年間隠れていて欲しい」「報酬はン億円用意する」「家族の面倒はきちんと見る」「那覇から台湾経由でマニラに飛んでくれ」「マニラは暖かくていいぞ」。私は、野口英昭は死ぬために沖縄に行ったのではなく、生きるために逃げたのだと確信する。自分一人が逃亡すれば、投資組合の資金の実態を闇のまま伏せることができ、関係者への捜査の手を止めることができると信じて、つまりは囮になることができると思って逃亡したのだ。

e0079739_15554483.jpgネット検索で知り得た情報をここで言うと、野口英昭はエイチ・エス証券の代表取締役三人の中の一人だった。現在は代表取締役は社長の澤田秀雄と専務の高橋健三の二人になっている。会社情報の内容が書き変わったのは今週初めで、それまでは役員構成の欄の上から二番目に「代表取締役副社長:野口英昭」の名前があった。二年前にLD社から転じたばかりの若い野口英昭が、なぜいきなり代表取締役の要職に就けたのだろう。それから、エイチ・エス証券社長の澤田秀雄は、19日の記者会見で社内に調査委員会を作って事実関係を解明すると涙を流して言ったのだが、26日にウェブで出した発表には「現時点ではこの調査内容が開示された場合、現在東京地検特捜部で進められているライブドア幹部への取調べやさらなる捜査に支障が生じる可能性が高いと判断し、調査内容の開示は控えさせていただくことにいたしました」とある。本当に解明作業をしているのか。何も委員会を作らなくても、知っている情報はいくらでもあるのではないのか。

せめて夫人には調べた結果を報告しているのか。週刊文春には澤田秀雄に直に取材をして欲しい。

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by thessalonike2 | 2006-01-28 23:30 | 野口英昭怪死事件 (22)
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