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野口英昭は安晋会の理事だった - 週刊ポストの衝撃スクープ
e0079739_1735648.jpg朝刊に週刊ポストの広告が載っていて、そこに「自民党が怯える堀江容疑者の沖縄闇マネー」という見出しが大きく出ていたので、近所のコンビニに行って買ってきたのだが、この記事が予想以上の掘り出し物だった。正直なところ、週刊文春の二匹目のどじょうを狙った売らんかなの三文記事かと疑い、立ち読みで済ませるつもりだったのだが、コンビニの棚を見ると、週刊ポストが一冊しか残ってなくて、逆に週刊現代がいつものように八冊ほど残っているのを見て、これは買っておかなきゃまずいと思い、慌てて320円払って買い込んできたという次第である。週刊ポストも間違いなく売り切れになるだろう。記事の核心は安倍晋三と野口英昭の関係だ。驚いたことに、何と野口英昭は安晋会の理事だった。安晋会とは例の耐震偽装事件で問題となった安倍晋三の秘密後援会である。馬渕澄夫の国会での追及に対して、安倍晋三が「安晋会は正式の後援会ではない」と言葉を荒げて言い逃れていたのは先週だが、その安晋会の理事の中に野口英昭がいたとは。



e0079739_17351913.jpg世の中の偶然とは恐ろしい。あまりに出来すぎた話だとしか思えないほど不思議な糸で二つの問題が絡み合っている。耐震偽装問題とライブドア問題の政界疑惑は、こうして安倍晋三という巨悪一点に結節される恐るべき事態となった。栄誉栄華を誇った安倍晋三の政治生命も、ひょっとしたらこれで終わりになるのかも知れない。これからの国会中継が楽しみである。テレビの報道番組も楽しみである。先週の土曜日(1/28)に鳩山由紀夫が言っていた「投資事業組合に関与していた自民党議員」とは安倍晋三のことだったのか。だとしたら、これは大変な事態だ。私は、闇の世界との交際の深さという点から推測して、この議員とは中川秀直のことではないかと予想していたが、釣れた魚はもっと巨大だった。週刊ポストの記事では、安晋会で集めた政治資金が投資事業組合に流れていたとは書いていない。単に野口英昭が安晋会の理事としてパーティ兼総会の壇上で紹介された事実が紹介されている。ポストの記事の問題の部分をそのまま抜粋しよう。

e0079739_17355619.jpg本誌は複数の出席者からパーティの様子を取材することができた。「安倍先生が幹事長になってしばらく経ったことだから03年の暮れか04年の初めでした。他の政治資金パーティと同じように会費は2万円。立食形式で寿司やオードブルが並び、パレスホテルの大ホールが満員になりました。安倍先生はゆくゆくは総理総裁になれるように研鑽してゆきたいと挨拶されていました」(中堅企業の経営者)。そのパーティは安晋会の総会を兼ねたもので、安倍氏の挨拶の後、理事が紹介され、演壇の上に並んだ。有力財界人や有名建築家に混じって、ひときわ若い人物が紹介された。出席した大手企業幹部はその人物をよく覚えていた。「自殺したエイチ・エス証券の野口氏でした。実質的な親会社であるHISの澤田秀雄会長と一緒に野口氏も壇上に上がり、理事だと紹介されていた。ほかの理事たちが大物財界人ばかりなのでちょっと意外な印象でした」。堀江氏の片腕だった野口氏が、安倍氏の秘密後援会の理事を務めていたという重大証言である。

e0079739_1736105.jpgHIS経営企画室では、「澤田会長が安晋会に所属していることは承知している」といい、エイチ・エス証券は「澤田と野口が一緒に何度か安倍議員のパーティに出席したことがある」(広報担当)と回答した。安倍氏と野口氏はどこで知り合い、後援会の幹部を務めるような関係を築いたのか。安倍氏の政治資金に詳しい森派関係者が語った。「安倍さんは東京や大阪、九州など全国でベンチャー企業の経営者を募って囲む会を立ち上げており、その橋渡しを熱心にやっているのが安晋会会長のS氏です。安晋会は安倍さんの父・晋太郎さんの時代からの後援者と、晋三さんを囲むベンチャー経営者をまとめる性格を持ち、その人脈がパーティ券をさばく強力な金脈になっている。野口氏が理事になったのも、急成長で資金が豊富なライブドアなどITベンチャー企業の資金窓口として期待されていたからでしょう」。(略)あらためて野口氏との関係について安倍事務所に質すと、「安晋会の構成、運営、経理については存じません」の一点張りだ。 (週刊ポスト 2月10日号 P.31)

e0079739_17575687.jpg安倍晋三は安晋会を後援会として認めておらず、政治団体として登録もしておらず、政治活動はしていないと主張している。だが、資金集めパーティは政治団体しか開くことができず、届け出のない任意の団体がパーティで得た収入を政治家に寄付したら政治資金規正法違反になる。安晋会はパレスホテルのパーティで得た収入をどう処理したのか。週刊ポストはさらに取材を続けると言う。この記事で書かれた疑惑は、そのまま国会で安倍晋三を追及する野党議員の質問内容になるだろう。安倍晋三は明らかに政治資金規正法違反行為を行っている。ワルの小嶋進のヒューザーも、堀江貴文のライブドアも、安倍晋三にとっては大事な金づるのベンチャー企業様だったということになる。ポストの記事は野口英昭の死をほぼ完全に他殺と断定していて、事件の背後に沖縄のIT特区利権と闇ビジネスとの関係があったという推理を示している。この辺りの取材も週刊文春に劣らず興味深い。野口英昭を殺害した広域暴力団は安倍晋三と関係があったのだろうか。

耐震偽装事件でも一人殺され、ライブドア事件でも一人殺され、二つの殺人を伴う二つの大型経済事件の疑惑が、いま一人の政権中枢にある大物政治家に集中して向けられることとなった。衝撃の事実である。

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by thessalonike2 | 2006-01-30 23:30 | 野口英昭怪死事件 (22)
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