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カプセルホテルは嘘をついている - 非常ブザーは押されていない
e0079739_16292319.jpg最初に結論を言おう。第一発見者であるカプセルイン沖縄の従業員は嘘をついている。経営者が従業員に嘘を言わせている。部屋の内鍵がかかっていたというのは嘘だ。ロッカーが扉の内側に立て掛けられていたというのも嘘だ。もっと言えば、最も重要なポイントだが、部屋の非常ブザーは鳴っていない。非常ブザーが二度鳴ったというのは嘘だ。従業員も経営者も嘘をついている。野口英昭が非常ブザーを押したという事実はない。第一発見者である従業員の作り話だ。詳しく説明する前に先に言えば、カプセルホテルが殺人犯の協力者でないとすれば、犯人は野口英昭を部屋の中で殺害した後、ホテルから逃走して外から電話でホテルに一件を通報したのである。遺体を救急車で搬送して、実況検分を終えた後に、警察が事件を「自殺」と判断して、警察の指示でプレス向けにカプセルホテルが架空話を作り上げたのだ。作り話は週刊文春に対抗するべく手の込んだものになり、用意万全のものになってテレビ朝日の撮影の日を迎えたのである。



e0079739_16313433.jpg非常ブザーは全館に鳴り響く仕様ではなく、フロントだけで確認できる設備である。その時間(午後2時半)に本当にブザーが鳴ったかどうか、カプセルホテルの従業員以外に確認できる人間はいない。ブザーの真否を検証することはできない。第一発見者の従業員は、ドアを開けてベッドの上の野口英昭を見たとき、(ブザーを押したために)右腕を少し上げた状態になっていたとテレビカメラの前で証言した。それから、身体は比較的きれいな状態で、カプセルの内部に血は飛び散っていなかったとも証言している。だが、このテレビの前で証言した内容は、最初に報道された遺体の状況とは全く違う。ホテルからの通報を受けて現場に飛び込んだ救急隊員は、現場は血の海の凄惨な状況だったと証言していて、新聞の第一報もそうだったし、1/26の週刊文春でもそう書かれている。1/28のTBS「ブロードキャスター」に出た救急隊員も、テレビ朝日に出演した別の救急隊員も、同じように「血の海」の現場状況を証言している。目撃内容がかなり違う。

e0079739_16432782.jpgそれから、救急隊員の証言では、野口英昭の遺体は「両手足が伸びきった状態」だったはずだ。第一発見者の従業員は「右手を少し持ち上げた状態」だったと言っていて、その点でも二つの証言は食い違いがある。まさか第一発見者の従業員が、野口英昭の体に触れて、その右手を下ろして伸ばしたとでも言うのだろうか。重要な点だが、野口英昭が最初に発見されたとき、野口英昭はまだ少し息があって肩で呼吸していたという話になっている。皆、この話に騙されているが、その後15分ほどで現場に到着した救急隊員は「肩で呼吸」の証言はしていない。救急隊員が見たときは、野口英昭は完全に絶命した状態だった。「肩で呼吸していた」という話は嘘だ。この話は第一発見者だけができて、他に検証の手段がない。非常ブザーが鳴ったという嘘を真実らしく見せかけるために、カプセルホテル側が捏造した作り話である。実は週刊文春の先週号の記事の最初の方を注意深く読んで欲しいが、記者も「肩で呼吸」の話を信用せず疑っているのが分かる。

e0079739_16302736.jpg肩で呼吸していたというのも嘘、扉の内鍵がかかっていたというのも嘘、ロッカーが立て掛けられていたというのも嘘、非常ブザーが鳴ったというのも嘘、ぜんぶ嘘だ。事件を自殺に偽装して世間を納得させるための隠蔽工作である。テレビを注意して見た方は気づいているだろうが、テレビ朝日のカメラの前に出て部屋の状況を説明した従業員は、顔をスーパー処理で隠していて、声も音声合成でボカしている。一方、テレビの前に出た救急隊員の方は、消防署員らしき高齢者(TBS)と若い者(テレ朝)の二人とも顔を隠していない。第一発見者ということで配慮したと言えばそれまでだが、救急隊員の証言との矛盾を考えると不自然な感覚は残る。週刊文春の発売の後、沖縄県警が「自殺」説得のためのアリバイ工作を整えて、カプセルホテルと準備して、カメラの前でシナリオどおりの台詞を覚えて「証言」したと考えた方が自然だろう。氷の話も嘘に違いない。救急隊員は氷が落ちていたとは証言していない。まさか「溶けたから」とでも言うつもりだろうか。

e0079739_1645356.jpg真実は、ブザーは押されていなかったのだ。犯人が殺害して逃走した後でホテルに通報を入れたのである。それが「非常ブザーが鳴った」ことになったのは、ホテルが暴力団に脅されたからか、沖縄県警が敢えて事実を隠して「自殺」に仕向けるために小細工をして、「第一発見者の証言」を捏造したかのどちらかである。本当のところはよく分からない。だが、第一発見者が嘘をついていると仮定して全体を組み立てると、驚くほどよく現場状況の辻褄が合う。空港の四人合流の事実が明らかにされたのだから、この件を「自殺」で強引に納得させるのは無理がある。どこかの時点で、カプセルホテル側は証言を翻さざるを得ないだろう。それは、沖縄県警がゴーサインを出した時だということになるのだろうが、だとすれば、これはあまりにも世間をバカにした話である。他殺を自殺に無理やり処理しようとした理由をどう説明するのか。マスコミ対応を仕切っている那覇署の副署長も顔を出さない。カプセルホテル経営者も出て来ない。二人をテレビの画面に出すべきだ。

野口英昭はブザーを押してはいない。ブザーが鳴った話は嘘だ。「自殺」にするための作り話である。

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by thessalonike2 | 2006-02-04 23:30 | 野口英昭怪死事件 (22)
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