
小泉首相が昨日(10/17)を靖国参拝の決行日に選んだ裏側を考えてみると、何やら用意周到で狡猾な戦略的計算を感じさせられる。まず最初に中国との関係の点で言えば、11月17日にAPEC首脳会議があり、12月には東アジアサミットの日程があって、そこでは4月のジャカルタと同じように否応なく日中首脳会談がセットされる。中国政府も首脳会談を前にして4月の反日デモの混乱と緊張の再現は避けようとするはずで、すなわち国内の反日世論が煽られないように監視と制御を強めるだろうという計算を立てることができる。反日デモや強硬抗議の波風を立てることなくAPEC首脳会議と東アジアサミットの首脳会談を乗り切ることができれば、小泉首相がよく口にしているところの「
中国側に理解してもらう」の既成事実を国内に演出することができる。逆にまた、そこで反日デモが発生して、ジャカルタのときのような中国からの非難と抗議を再現させられれば、再び「
中国に苛められている小泉」を演出宣伝して国内の(頭の悪い)大衆層の同情を調達し、ナショナリズムを煽って国内政治世論の座標軸をさらに右寄りに傾けることができる。
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