本と映画と政治の批評
by thessalonike2
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前原辞任 - 今宵勝利の美酒に酔い、生ける屍民主党を憂う
e0079739_20541913.jpg前原辞任。「世に倦む日日」ブログ・ジャーナリズムの初めての政治的勝利である。長い戦いだったが、ようやく勝てた。ウェーバーの言うとおり、政治をする者は諦めてはならず、執念深くなければならない。「情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴を繰り抜く(岩波文庫 『職業としての政治』 P.105)」作業に耐える人格でなければならない。昨年の衆院選で私は敗北し、薪に臥し胆を嘗めながら新自由主義に反撃逆襲する機会を待ったが、訪れたこの機会を逃さず捉え、一ヶ月間食らいついて離さなかった。偽メール事件を追及すれば、必ず前原誠司を辞任に追い込むことができる。偽メール事件を詳らかにすることが前原体制の没落を証しすることだと私には分かっていた。ここは「判断力」の部分であり、私は自分の判断を疑わなかった。前原誠司は逃げ切れると踏んでいたのだろうが、私は前原誠司を仕止めるつもりだった。読みに勝ち、勝負に勝った。この勝利は格別だ。ブログ・ジャーナリズムの勝利であり、正義と民主主義の勝利である。

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by thessalonike2 | 2006-03-31 23:30 | 偽メール事件 (20)
週刊文春の暴露 - 民主党は百万円払って偽メールを作成させた
e0079739_11555527.jpg週刊文春の今週号に偽メール事件に関する新事実が載っている。それは特に偽メールの作成者とされるライブドア関係の元社員についての情報で、一つはこの元社員が西澤孝から脅迫されてメール作成に及んだ事実と、もう一つはメール作成の協力費として西澤孝から十万円を受け取った事実である。これまで謎であったメール作成者と西澤孝との関係がわずかながら明らかにされた点で注目される。この情報を週刊文春の記者に提供したのは、記事中では「ある自民党議員」だが、事件報道の経緯を知るわれわれが読めば、この「自民党議員」は平沢勝栄以外に考えられない。平沢勝栄が、これまで隠してきた情報の一部を週刊誌にリークしたのである。平沢勝栄は、テレビで、メール作成者であるライブドア関係の元社員と西澤孝との間には「ドロドロした関係」があり、そして「現金が渡っている」と言っていたが、その内容が今回ようやく明らかにされたわけで、ドロドロした関係の中身とはメール作成者の不倫をネタにした脅迫だった。

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by thessalonike2 | 2006-03-30 23:30 | 偽メール事件 (20)
NHKドラマ「ハルとナツ」(2) - 「明治国家の精神」の破潰と傷疾
e0079739_1654564.jpg佐世保を出た三笠は、白い航跡を曳きつつ西北へ針路をとった。この季節にしては海上はおだやかで、西方に多少濛気があり、このため左舷にみえる五島列島の山々が、浅くひと刷けで刷いたようにかすみ、いかにも翠黛といった感じの色調をなした。(中略) 昼食のあと、真之は前甲板まで散歩した。前部主砲の下をくぐって右舷に出ると、平戸島がみえた。島の上に白雲がかぶさり、その下に竹木が繁茂し、いかにも物成りのいい国であることをおもわせた。これも水蒸気の多い気候風土のおかげであるにちがいなかった。日本は外国に売るべき資源もなく、ただ水っぽい土壌の上に成る稲の穂をしごいては食っているだけの農業国家にすぎなかったが、無理に無理をかさねて三笠のような軍艦をもち、大海戦をやるに堪える連合艦隊をそろえた。この国土のどこからその金をひねりだしたかとおもうと、真之でさえ奇蹟のようなおもいがする。 (文春文庫 第六巻 P.271)


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by thessalonike2 | 2006-03-29 23:30 | プロフィール・その他 (15)
NHKドラマ「ハルとナツ」 - 橋田壽賀子の社会科学的説得力
e0079739_16401654.jpg橋田壽賀子原作のドラマ「ハルとナツ」が再放送されていて、その第一回が昨日(3/27)の夜だった。舞台は戦前で、北海道の貧農の一家がブラジルのコーヒー農園へ移民に行く話。一家は北海道から列車を乗り継ぎ、神戸から船に乗ろうとするが、七歳のナツがトラホームのため一人だけ日本に残されてしまう。仲のよかった二歳上の姉ハルと妹ナツが船のタラップ上で引き裂かれる別離のシーンが最高で、感動して涙がこぼれてしまった。特に妹ナツ役の志田未来の演技が素晴らしく、この場面の演技は日本のドラマの歴史に永久に残るだろう。思えば二十年前の「おしん」の小林綾子もそうだったけれど、橋田壽賀子のドラマは子役(主人公の女の子)が感動的な場面を作る。子役にきわめて重要な役割を負わせ、そして子役に抜擢された女の子が、まるで橋田壽賀子の魂が乗り移ったかのように迫真の演技をこなして作品に命を吹き込む。姉妹の愛がテーマのドラマだけれど、戦前から戦後の日本人を描き出す橋田壽賀子の絶妙の世界、すなわち「おしん」の世界が見事に再現され訴えられていて、懐かしさとともに納得的に受け入れられ、テレビの画面に九十分間釘付けになってしまった。

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by thessalonike2 | 2006-03-28 23:30 | プロフィール・その他 (15)
疑惑五人衆 - 馬渕澄夫,石関貴史,北神圭朗,藤末健三,松本大輔
e0079739_21213643.jpg報道によれば、問題の雑誌Dumontパイロット版誌上にインタビュー記事が掲載された民主党議員は、永田寿康の他に馬渕澄夫、石関貴史、北神圭朗、藤末健三、松本大輔の五氏である。テレビ局が取材した情報では、永田寿康以外にDumont誌を購入した議員はいない。この五人の中でHPやブログ上で僅かでも事の経緯を自ら説明している議員は藤末健三だけで、3月6日の日記において簡単に触れられている。それによれば、藤末健三がDumontのインタビューを受けたのは昨年10月17日で、民主党の同僚議員の秘書に紹介されてのものだった。先週の懲罰委員会での永田寿康の弁明でも、昨年の10月に民主党の国会議員の秘書を通じて西澤孝と知り合った事実が述べられている。現在、西澤孝と最も関係の深い民主党議員は永田寿康だが、半年前はそうではなく、別の民主党議員筋が西澤孝のカウンターパートだった。それは具体的には馬渕澄夫とその秘書である大西健介である。

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by thessalonike2 | 2006-03-27 23:30 | 偽メール事件 (20)
Blog Status Report Mar 06 - Achieved access record
e0079739_12211385.jpg月末の週末なので恒例のブログ報告を。一昨日(3/24)、開設以来最高となるアクセス数を達成した。ビジター数が66,221、ページビュー値が80,735(アクセス解析データによる)。この高い数値が出た理由は、言うまでもなく衆院懲罰委員会で偽メール事件をめぐる永田寿康への質疑があり、そこで西澤孝の名前が出て、多くの人々が検索エンジンで「西澤孝」を調べて情報を得ようとしたためだ。西澤孝のキーワード検索では「世に倦む日日」は現在第3位となっている。アクセス解析を見ると、一昨日だけで西澤孝のキーワード検索から25,000件がブログに来訪していて、氏名公表の影響の大きさがアクセス数に反映された結果となった。実はタネを明かせば、これは意識して予め仕込んだものが計画どおり結果になって現れたものである。Google検索でトップに登場する記事は一ヶ月前の2/24に公開したものであり、この時点ですでにネットには本名の情報が流れていた。

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by thessalonike2 | 2006-03-26 23:30 | プロフィール・その他 (15)
綿貫民輔の正論 - 「政治改革」が生んだ嘘つき民主党
e0079739_214812.jpgようやく永田寿康の口から西澤孝の名前が出て、偽メール事件は次の段階に一歩進むことができるようになった。しかし、それにしても本当に時間を無駄に浪費してダラダラとやっている。時間稼ぎを際限なく続けて問題をうやむやの裡に揉み潰したい民主党と、国会審議の主導権と4月の衆院補選での優勢を確保する道具として利用したい自民党の、両党の思惑が一致して、五週間前の2/17に提出された永田寿康の懲罰動議の委員会処理が、結論を出さないままこんな遠くまで延々と先送りされていた。「まだやっているのか」というのが国民の正直な感想だろう。私も同じだ。本日(3/24)の懲罰委員会質疑の中で正鵠を射ていたのは、最後に登場した国民新党代表の綿貫民輔の議論で、まさに国民の意見を代弁する正論中の正論が展開されていた。それは懲罰委員会の意義を正面から憲法論として述べたもので、中学三年生の公民の授業でそのまま生徒に聴かせたいような内容のものだった。

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by thessalonike2 | 2006-03-24 23:30 | 偽メール事件 (20)
イチローの鬱屈と発揚 - 年に一度の野球の日韓戦を応諾しよう
e0079739_11531747.jpgイチローがWBC大会前に放った「今後三十年間アジアの国が日本と試合をしたくないぐらいな試合をしたい」という発言は、典型的なビッグマウスで、立場や時期を考えれば軽率で不用意な失言であり、短慮で無分別な放言であると言われても仕方がない。特に現在の日韓関係を考えれば、それを公式の場で発言することは韓国の国民感情を逆撫でする傲岸不遜な挑発であった点は明らかだ。だが、私はこの発言についてはイチローを責める立場には立たない。その理由は二つあって、一つはこの発言の中身そのものは、大会前の私の率直な心情の代弁だからである。韓国や台湾のプロ野球と較べて日本のプロ野球は五十年以上長い歴史と伝統があるのであり、簡単に追いつかれるようでは困る。五十年間の伝統と蓄積の差を実感させてくれる試合を日本代表に見せてもらいたいのだ。私からすれば、対中国戦は言わずもがな、台湾と韓国に対しても一次リーグでコールド勝ちしてくれて当然だった。日本が韓国に野球で負けるとか、韓国と野球で互角など絶対に許されない。

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by thessalonike2 | 2006-03-23 11:30 | プロ野球・WBC関連 (7)
日本代表をWBC優勝に導いたイチローのカリスマとリーダーシップ
e0079739_12411369.jpgWBCは大会MVPを松坂大輔に与えたが、大沢啓二も言っていたとおり、真のMVPはイチローであり、イチローにこそMVPを受賞させるべきだった。WBC運営事務局サイドのある種の悪質な政治的意図を感じる。イチローが日本チームを一つに纏め、イチローが日本チームを牽引し、その日本チームが優勝を果たした。イチローが偉大なのは、有言実行で、実際に最も勝利に貢献する活躍を自ら示していたことだ。私は準決勝と決勝の二試合しか見ていないが、イチローの打撃と走塁は他の諸選手とは全く別格の水準で、日本チームの得点力の源泉はイチローにあり、イチローが点を取って投手が押さえて日本は勝っていた。数字だけ見ると日本チームの打撃成績は悪くはないが、私が見た限りでは、イチロー以外の選手でまずまずの調子だった打者は多村仁だけで、他の打者は昨年の公式戦当時の姿が別人のように不振に喘いでいた。松中信彦も小笠原道大も外角球から目が離れてサードフライにしていた。今江敏晃や青木宣親の打撃は二軍選手並みのレベルで、とてもWBCに出場する選手の能力ではなかった。

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by thessalonike2 | 2006-03-22 23:30 | プロ野球・WBC関連 (7)
CELEBRATION !!  WE ARE TEAM OF RISIG SUN !
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Thank you for your greatest job !
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by thessalonike2 | 2006-03-21 23:30 | プロ野球・WBC関連 (7)
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