本と映画と政治の批評
by thessalonike2
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プロフィール・その他 (15)


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Blog Status Report since Aug 05 - KW search result
e0079739_1751254.jpg半年ぶりの報告を。最近は一時に較べてアクセスが半減している。ブックマークからブログに来訪するいわゆる固定ビジター数の変動は小さいが、ネット右翼による罵倒攻撃を目的とした揶揄リンクが減ったために全体のアクセス数が減少した。だが、これまでのアクセス累計は多少の成果をブログに齎せていて、ブログ著者の達成感の根拠となっている。それは具体的にはキーワード検索でのステイタスということになる。「ダ・ヴィンチ・コード」の単語検索では上から8番目と9番目に「世に倦む日日」が登場する。妥当な順位と思われるが、活字になったものも含めて「ダ・ヴィンチ・コード」を思想史的な視角からこれほど深く掘り下げた批評は他にないだろう。特にジェンダーの問題に焦点をあてて「ダ・ヴィンチ・コード」を本格的に論じたのは「世に倦む日日」が嚆矢であったと自認する。この作品は本当に面白かった。私にジェンダー論事始の機会を与えてくれたと言える。「性の抑圧」が実は「女性の抑圧」と等値であるという歴史的事実を初めて覚醒させられたのがこの本だった。

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# by thessalonike2 | 2006-01-11 23:30 | プロフィール・その他 (15)
松林図屏風 - 思想家とオーラルパフォーマンス
e0079739_16473689.jpg長谷川等伯の晩年の作品である松林図屏風。ここ数年、特に人気が高く、等伯関係の研究や出版も旺盛な印象がある。五年前にNHKが行った国宝の人気投票で第一位に選ばれていた。開催された企画展の解説にも「わが国水墨画の最高傑作」と評されている。その評価で間違いはないと思うが、我々が子供の頃は必ずしもそうではなかった。我々が幼い頃の日本の水墨画の最高峰は雪舟で、特に、俗に山水図と呼ばれる秋冬山水図の冬景図が有名であり、教科書にも必ず紹介されていたものだった。小学生の頃、一時、子供の間で切手コレクションが異常に流行した時期があり、マニア垂涎の一点がこれで、普賢菩薩や見返り美人などと並んで、収集家たちの欲望を掻き立てていた。今から思うと、我々の世代は、文部省による学校教育課程よりも、郵政省によるマーケティングによって日本美術史の基礎知識を得ていたことになる。一峰が尖塔のように天空を突き刺す特徴的な構図は、子供ごころにも美しく華麗で、その図柄は誰の心をも捉えていた。

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# by thessalonike2 | 2006-01-09 23:30 | 阿修羅像・松林図屏風 (2)
小泉チルドレンの政治 - 芸能と政治の溶解、お笑いキャラクター
e0079739_14493733.jpg戦争と政治の境界が未分離になり、戦争の継続が平和の維持とされ、戦争が永続化し常態化する世界こそが<帝国>の時代の特徴だと言うネグリの戦争論に着想を得て、そこから考え起こした問題は、政治と芸能の境界がなくなり、政治と芸能がマスコミという容器の中で限りなく癒着し溶解している日本の政治的現実だった。無論、この傾向は最近に始まったものではなく、私がものごころ着いた頃から始まっていた問題で、丸山真男もどこかで、「文化人」という言葉を媒介にして、知識人が芸能人化し、芸能人が知識人化しつつある時代の状況を痛烈に批判していたが、特にこの二十年間は、政治家がテレビタレントになってテレビ番組で政治活動する場面が際立つようになっていた。昨年の夏から始まった小泉チルドレンのテレビ出演の様相は、殆どその極致と言うか末期的な印象がある。自己紹介の中で音楽プロダクションのオーディションへの応募と受賞の経歴を必ず披露する川条志嘉などにおいて、政治も芸能も世界は一つで区別はないのだろう。

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# by thessalonike2 | 2006-01-06 23:30 | 民主党・ ポスト小泉 (15)
冷戦化プログラムの一環としての年頭挑発 - 不吉な一年の予告
e0079739_157292.jpg小泉首相の年頭会見における過激な中韓批判は、その表現も内容も日本国首相の発言として異例であり、その傲慢さと非常識さに驚き呆れさせられたが、これには裏があり、プログラムされた対中外交政策の一環であることは言うまでもない。あの激越な批判の言葉は、明らかに米国政権が台本を書いて小泉首相に言わせているものだ。一見して短慮や愚昧や侠気の表出に見える小泉首相の奇矯な行動は、概ねその背後に米政権中枢からの指図があり、それに従いそれに則った政治行動である場合が多い。今回の行為はあからさまな挑発である。その目的は中韓の反日感情を煽り高め、昨年の反日デモのような騒動を誘発することだ。日本と中韓との間の対立をさらに深め、東アジアの情勢を不安定にしているのである。挑発しているのだ。平和を崩し、東アジアを戦争(冷戦)状態にするために、ブッシュ政権がロボットである小泉首相を操り、日本国内の右翼的な世論傾向を利用して、中韓を挑発する台詞を吐かせているのである。

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# by thessalonike2 | 2006-01-05 23:30 | 靖国問題・日中関係 (9)
『マルチチュード』の戦争論 - <帝国>と国民国家、日本と中国
e0079739_11515580.jpgNHKブックスの『マルチチュード』を正月から読み始めて、戦争論の途中まで読み進んだ。<帝国>に対抗する主体としてのマルチチュードの概念化を企図した労作で、著者のネグリ=ハートは哲学の書だと言っているが、私からすればこれは紛れもなく政治学の本であり、前作と並んで政治学の古典となる中身を持つ力作である。<帝国>もマルチチュードも新しい概念であり、現代の世界を捉える新しい認識フレームの開発であり、本格的で野心的な社会科学の実験と挑戦である。その実験と挑戦は明らかにマルクスの知的営為と所産、そして課題を引き継ぐものであり、マルクス的知性による21世紀現代世界のトータルな構造把握のチャレンジである。私は前作はまだ読んでないが、新作を読み込む中でおぼろげながら<帝国>の概念は吸収できる予感はある。それは何故かと言うと、さすがに哲学書だと言うだけあって、言葉の説明や説得に対して著者の姿勢がきわめて誠実で丁寧だからだ。発明した新しい概念と認識枠組へ読者を導こうという著者の鋭意と情熱が十分に感じられる。

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# by thessalonike2 | 2006-01-04 23:30 | プロフィール・その他 (15)
トルシエとジーコ - 交響楽団と市民社会、日本人における個と全体
e0079739_1126079.jpg市民社会や民主主義の理念を丸山真男がどのような具体像として捉えていたのかというのは興味深い問題で、それは例えば『ある自由主義者への手紙』や『現実主義の陥穽』などの論文の中にも何がしかのヒントが隠されているに違いないが、私自身は、それは恐らくヨーロッパの交響楽団のイメージだったのではないかと直感的に思っている。丸山真男の晩年の別の言葉で、「日本人は個々はとても優秀だが集団になると駄目ですね」という指摘がある。「丸山真男手帖」で読んだのか、「図書」か「みすず」の中で見つけたのか、出典を明示できないのが残念だが、私にとっては非常に心に残る印象的な言葉で、何度も反芻して意味を推し量る言葉である。丸山真男は何が言いたかったのだろうか。一般にはこれとは逆の言い方がされる。日本人は個々よりも集団で一丸になったときが力を発揮する。一昨年のアテネ五輪の男子体操などがまさにその典型で、日本人らしさを実感させられる絵だった。

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# by thessalonike2 | 2006-01-03 23:30 | プロフィール・その他 (15)
一年の終わりに - 中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」
e0079739_1771751.jpg昨夜のテレビで「報道ステーション」の年末特集番組があり、裏番組で放送されていたNHK「プロジェクトX」最終回と同時に切り替えながら両方を見ていた。中島みゆきが歌うのはやはり見逃すことはできない。昨夜は「ヘッドライト・テールライト」を歌ったが、歌もいいし、歌手の中島みゆきもいい。こういう歌を作れる中島みゆきは素晴らしい。作品は人に勇気と感動を与えるものでなければならない。中島みゆきの天才には遠く遠く遠く及ばないが、ブログに並べ連ねる記事の一つ一つがそのような作品に近づけるように、その意志と態度だけは常に心の片隅に持ち続けていたい。番組には瀬尾一三が出演して、歌う中島みゆきの横で演奏を指揮していた。中島みゆきの曲に編曲者としてクレジットが入っているこの男の名前が前から気になっていて、どういう音楽家だろうとあれこれ想像していた。調べてみると長渕剛の曲も多く編曲している。この人の編曲の特徴はギターにあると私は思うのだけれど、楽器は何をやっていたのだろうか。

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# by thessalonike2 | 2005-12-29 23:30 | プロフィール・その他 (15)
紅白歌合戦でキャンディーズを見させて
e0079739_11211737.jpg紅白歌合戦で見たいのはキャンディーズである。NHKには何とかそれを実現してもらいたい。NHKにはキャンディーズの名付け親の山川静夫がいる。山川静夫が最後の御奉公で三人を口説き落としてくれないものかと、この二十年くらいずっと思い続けてきた。水面下で働きかけはしていたのだろうが、最終的に了承が得られなかったのに違いない。伊藤蘭と田中好子の二人は現在でも芸能界で現役で活躍している。そうした事情を推測すると、表面に出るのを拒んでいるのはきっと藤村美樹なのだろう。引退した藤村美樹の消息はほとんど伝わって来ない。「普通の」市民なのだからそれで悪くはないが、どこかの時点で三人が揃って一枚の写真に元気な姿で収まって欲しいと思う。私がこれまで見てきた日本のエンターテイナー(芸能人)の中で、最もビジュアルバリューが高いと思われるのはキャンディーズである。キャンディーズ以上に魅力的なコンテンツは他に存在しない。

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# by thessalonike2 | 2005-12-28 23:30 | プロフィール・その他 (15)
B層 - 「B層にフォーカスした徹底したラーニングプロモーション」
e0079739_1455422.jpg総選挙を考え直すとき、最も重要なキーワードは「B層」であるだろう。私が流行語大賞の審査委員なら、この言葉を今年の大賞に選んだ。この言葉の持つ意味は深刻で考えるべき中身が多い。本来なら、このB層問題について政治学や政治思想史学が本格的かつ集中的に分析と考察を加え、その意味や構造や背景を抉出しなければならないと思われるが、これまでその方面から特に説得的な議論が提起されているようには見えない。竹中平蔵と私的に懇意な関係にある有限会社スリードが「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略」と題して折込チラシの企画書(PDF)を作成し、それを政府広報に事業提案したのは昨年のちょうど今頃の話である。事件としての「広報疑惑」は国会でも追及されたし、選挙前にマスコミで詳しく報じられたとおりだが、勝てば官軍ということなのか、自民党が選挙で圧勝した途端、この竹中平蔵の不正口利き疑惑を追及する者は誰もいなくなった。

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# by thessalonike2 | 2005-12-27 23:14
候補者差替と野党連合 - こうすれば民主党は政権を取れていた
e0079739_14132984.jpg堀江貴文という玉を敵の手に渡さないことが選挙戦必勝の条件だった。堀江貴文出馬で小泉自民党の刺客作戦は「小泉劇場」として完全な絵になった。マスコミが演出報道する上で最適の素材になったのであり、これまでの政治手法である「改革vs抵抗勢力」の典型像を再現する構図になった。それは小泉首相自身の成功法則でもあった。片山さつきや佐藤ゆかりの刺客ギャルだけでは完全な絵にはならなかった筈だ。刺客ギャルは刺身のツマであり、ワイドショーのネタにはなっただろうが、有権者が彼女たちが語る言葉を積極的に聴こうとしたわけではない。小泉劇場選挙の主役は堀江貴文であり、メッセージは堀江貴文の口を通じて発信されたのであり、その正当化は、敵役である亀井静香の要領を得ない発言の繰り返しによる逆効果によって自動的に担保され増幅される仕組になっていた。亀井静香の存在としての悪役ぶりが逆反射して堀江貴文を正義役の改革の旗手に仕立てていた。

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# by thessalonike2 | 2005-12-26 23:30
選挙結果を分けた堀江貴文の刺客出馬 - 岡田・堀江会談の謎
e0079739_14183635.jpg今から振り返って、総選挙のターニングポイントを一つだけ選ぶとすれば、やはり8月19日(金)の堀江貴文の出馬表明であったと私は思っている。形式は無所属だったが、堀江貴文が刺客候補として亀井静香の選挙区である広島六区からの立候補を表明して小泉首相の郵政民営化を積極支援する姿勢を明らかにしたことが、この選挙の行方を大きく左右した。解散から十日後、公示の十日前の重要な時期で、この局面の世論とマスコミの動向が選挙結果に決定的な影響を及ぼす。当然の話だが、私はこの時期にありのままの客観的な情勢分析を記事に著すことはできなかった。小泉自民党が敗北するという結果予測を前提に据えて、読者がその説得にコンビンスするように議論を立てて行かなくてはならない。単なる評論家ではないのだ。私をネットで執拗に誹謗し続けている共産党ロボットは、私が民主党不利を内心で確信しつつ小選挙区で民主党候補への投票を呼びかけた行動を繰り返しあげつらって批判している。

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# by thessalonike2 | 2005-12-23 23:50
西安愁夜 - 北院門街の胡人料理店で日本の右傾化を論じた頃
e0079739_13264770.jpg読書ブログだった『世に倦む日日』が、すっかり政治ブログに変貌を遂げ始めたのは、その一つの契機は4月に起きた中国の反日デモの衝撃だった。最初に書いた『中国の対日不信』は我ながらお気に入りの記事の一つで、いま読んでも作品として納得がいく。その次に書いた『ファシズムの中の「反日」』もまずまずの佳作ではないかとひそかに自惚れている。この頃は『世に倦む日日』は無名ブログだった。ジョンレノンは、息子のジュリアンが音楽家として活動を始めたときに、アルバムを作るときはその中の一曲一曲の全部がシングルヒットするように心掛けて作らなきゃいけないよと諭している。このジョンレノンのアドバイスは、ブログで一日一個の記事を生産する私自身の座右でもあり、心掛けとしてはそれに忠実に従っているのだが、現実のプロダクトには濃淡優劣がある。その日の体調にもよる。私の場合、文章に対象化する想念が、そのとき無理に捻り出したものではなく、過去からずっと脳裏に引き摺っているものを表現にするときの方が作品として出来がよい。

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# by thessalonike2 | 2005-12-22 23:30 | 靖国問題・日中関係 (9)
耐震強度偽装事件と尼崎JR脱線事故 - 05年を振り返る
e0079739_11411557.jpg耐震強度偽装事件で警察の強制捜査があり、テレビを見ていたら、見慣れた顔の弁護士たちが出て来て「詐欺罪に問えるかどうかが鍵だ」などと言っていた。昨夜の「報道ステーション」の電話取材に応じたヒューザー社の小嶋社長は、「ぜひ証人喚問に出させてもらいたいが、私が国会に出ると都合の悪い国交省のお役人が何人かいるんでしょう」と、まるでテレビ局が用意した台詞を読んでいるのかと思うほど(B層視聴者が喜ぶ)挑発的発言をしていた。証人喚問は必要だし、その方向で世論を盛り上げて、一連の建築詐欺集団を庇護し、問題がゼネコンと国交省と族議員に及ばないようにブロックしている自公政権を追い詰めなければならないが、私がニュースを見ながら率直に思ったのは、詐欺罪でさえ軽すぎるのに、その詐欺罪でさえ問えないかも知れない言っている弁護士たちの感性の問題だった。そういう報道を見ていると、何となくこの問題そのものが一つの大きな猿芝居(見せもの)のように感じられて仕方がない。

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# by thessalonike2 | 2005-12-21 23:30 | プロフィール・その他 (15)
民主党の「政権交代」と「対立軸」の分析 - 菅直人と前原誠司
e0079739_12244768.jpg民主党というのは常に自民党との対立軸をどうするかで悩んでいる。十年間、毎日毎日、自民党との違いは何かを自問自答して悩み続けている。対立軸を言葉で表現するのに四苦八苦している。そして対立軸を表現する言葉なるものは、基本的に曖昧なまま、時間の経過とともに次々に変化して行って、恰も商品を宣伝するCMコピーのような内実と様相になっている。最近の民主党は、福祉国家でも新自由主義でもない第三の道という表現で党の基本路線を訴求するようになったが、この概念はつい最近のもので、いかにも政策スタッフの誰かが鉛筆を舐め舐めして創案したプロモーショントークの如き印象があり、説得力が薄く、言葉に信頼感や安定感がない。あとニ年もすれば党内で誰も言わなくなる言葉であり、二年前はあんな言い方をしていたなあと(前原誠司の顔とともに)回顧されるような瞬間的で泡沫的な政治言語である。見たところ、代表の前原誠司自身が、それほど一生懸命に「第三の道」に執着しているようには見えない。

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# by thessalonike2 | 2005-12-20 23:30 | 民主党・ ポスト小泉 (15)
前原誠司の錯誤 - 誰が何を期待して民主党に一票入れたのか
e0079739_12104993.jpg民主党党大会のニュース映像で印象的だったのは、前原誠司が閉幕の挨拶をするときに、所属国会議員が演壇の背後に階段状に並んで、前原誠司の背景を構成する映像演出をしていた場面であった。毎日新聞の記事ではそれを党の「団結感」を演出するための工夫だと書いていたが、実際の映像を見た印象は、団結感とは逆の雰囲気が重たく漂っていた。議員たちが若くて軽い前原誠司の背景の一部になるのを嫌がっているように見えたのである。テレビのカメラが回っているとき、枝野幸男は不服そうな様子で下を向いていた。幹部は下の席に一列に並んでいたが、いつものように元気だったのは羽田孜だけで、他の連中の表情は暗く、菅直人は首を傾けたまま目を閉じて居眠りしていた。菅直人のあのようなルーズな映像は珍しい。撮影を意識してわざとそういう絵を撮らせたのか、それとも居眠りしているのをカメラマンが見つけて、今回の党大会を象徴する映像として撮ったのか。

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# by thessalonike2 | 2005-12-19 23:30 | 民主党・ ポスト小泉 (15)
朝日新聞に見捨てられた前原誠司 - 「大連立」疑惑の裏側
e0079739_18565699.jpg来年9月に行われる民主党の代表選挙で果たして前原誠司は代表に再選されるのだろうか。代表選は今年9月と同様に両院議員総会の形式で行われると思われるが、前回、菅直人を二票差で破った勢いをそのまま維持して再現できるのかどうか、最近の動向を見ているとどうも怪しく見える。通常であれば、若い指導者が代表の座に就けば、そこから新しい党内基盤が徐々に固まるもので、政権磐石化に向けての布石が打たれ、党内党外での認知が進んで行く。前原誠司もそれなりに権謀術数を駆使して、次の衆院選の公認候補者の絞込みを始めたり、菅直人をテレビから締め出すべく広報戦略を固めたり、さらに外遊したりして、様々な手は打ってきたのだが、見たところそれらは基本的に裏目に出て、結果的に権力基盤を固める方向に奏功していない。今、この時点で代表選をやっても前原誠司は菅直人に敗れるのではないか。来年9月までに前原執行部は「死に体」になるのではないかと予想する。

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# by thessalonike2 | 2005-12-17 23:30 | 民主党・ ポスト小泉 (15)
回想 - 仰木彬が「ニュースステーション」に出演していた頃
e0079739_11492319.jpg88年10月19日の川崎球場でのロッテ戦はダブルヘッダーで、連勝しなければ優勝できない第二試合、延長イニングの表の攻撃だった近鉄が遂に点を取れず、そこで西武の優勝が決まった。仰木彬が万感の思いを噛み締めつつ、けれども淡々とした表情でベンチを出て、審判に裏の守備の変更を告げに行った場面が印象的だった。優勝は逸したが試合はまだ続いているからという表情だった。その最終戦の模様はテレビ朝日が中継していて、視聴者である私は、「ニュースステーション」の久米宏と小宮悦子と一緒に固唾をのんで試合を見守っていた。その年、久米宏と小宮悦子は熱烈に仰木近鉄を応援していた。88年に登場した仰木彬の西武への挑戦は人の心を熱くするものがあって、特にこの試合の感動が仰木彬の人気を沸騰させた。80年代は王者西武の時代であり、森祗晶が率いる常勝西武は隙なしの強さで、パリーグの優勝は殆どデフォルトで、日本選手権の興味はセリーグの球団が西武に勝てるかどうかだった。

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# by thessalonike2 | 2005-12-16 23:31 | プロ野球・WBC関連 (7)
文藝春秋1月号の誌面から - 日本人の知性劣化と「呪術の園」
e0079739_1012841.jpg電車の中吊に文藝春秋の1月号の宣伝広告が出ていて、早速、オアゾの丸善本店まで行って頁を捲ってみた。丸善本店は二階に雑誌コーナーがあり、エスカレーターを上がった正面に文藝春秋を積み並べたワゴンが配置されている。買う前の中身の確認のつもりだったのだが、案の定、看板に偽りありで衝動買いを思いとどまった。広告は「司馬遼太郎さんの予言 - 没後十年をむかえて」と目立つ字で書かれてあり、司馬先生の大きな顔写真が右側に配されていた。この記事が今号のメインであり、この記事タイトルで客を寄せているのだが、実際に頁を開くと、何とその記事を書いているのは養老孟司で、養老孟司による司馬遼太郎論だった。たちどころに興味を失って購買中止の意思決定を下したが、立ち読みした実際の中身も粗末で、粗末と言うよりも、あれは文藝春秋の編集部が予め文章のアウトラインを準備して、それに養老孟司に加筆編集させたのではないかと思われる内容だった。養老孟司などに司馬先生を論じる資格などないし、そのような能力などない。

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# by thessalonike2 | 2005-12-15 23:30 | プロフィール・その他 (15)
その日、世界は凍てつき悲しみに沈んだ - 二十五年前の追憶
e0079739_9171760.jpgキャバーンクラブが防衛庁前から芋洗坂の方に移ったのは、ちょうどバブルのピークを迎えた頃だった。最初にキャバーンクラブを訪れた当時、全国にまだこの店一軒だけしかなかったと思うが、その後、全国各地に同じような店ができた。芋洗坂に引っ越して店の内装がすっかり変わってしまい、がっかりした記憶がある。防衛庁前の店は、中がリバプールのオリジナルの雰囲気をよく醸し出していた。椅子は長く座っていると腰が痛くなるような硬い木で、テーブルもシンプルで、私はリバプールには行ったことはないけれど、ロンドンの地下のパブで見たものと同じだった。キャバーンクラブはいつも混んでいて、早く行かないと席に座れず、入店するのに一時間くらい待たされたから、常連になってからは開店前に店の入口で並ぶようになっていた。12月8日には必ず行っていて、午後6時頃に店の前に着いて暫くコートのまま立ち並んで、他の客と一緒に「スタンド・バイ・ミー」を歌って時間を潰したことを思い出す。金曜日の夜は開店と同時に入り、閉店する朝の5時までずっと店の中にいた。

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# by thessalonike2 | 2005-12-13 23:30 | 追悼ジョンレノン (6)
二十五年目の回顧と追悼 - ジョンが生きていてくれたらを想像する
e0079739_115142.jpg一報が入ったその日、何故だかわからないが自然に仲間同士で集まり合っていた。「おい、ニュース聞いたか、今からそっちへ行くから」という感じで、二人三人と寄り集まって、肩を寄せ合うような具合になっていた。ネットもない時代で、情報交換というほど各自が多くの情報を入手していたわけでもなく、ただジョンが死んだという大きな衝撃を受けた日に、一人でジッと動揺と向かい合って時間を過ごすことはできなかったのだ。一緒に話し合う仲間が必要だった。みんな若くて、何でも話し合える仲間で、そしてジョンが好きな男ばかりだったから。その頃の若い日本人というのはそういう人間たちだった。われわれの世代の精神のカーネルには間違いなくジョンレノンの作品と思想がある。カーネルには阿久悠の影響もある。手塚治虫もある。梶原一騎と小池一雄もある。だがジョンレノンの影響が決定的だということは、他の影響者たち以上に躊躇なく名前を挙げられるに違いない。

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# by thessalonike2 | 2005-12-12 23:30 | 追悼ジョンレノン (6)
The Luck of The Irish - 二十五年目の追悼を見送りながら
e0079739_13414015.jpgジョンレノンの曲は全部好きだが、その中で特に触れたいのは「ラック・オブ・ジ・アイリッシュ」で、この曲が長い間ジョンのベスト盤の選曲から洩れていたことが、消費者としての私の不満だった。最近ようやくその不具合が解消されたという情報を耳にして、それは一般にはとても結構なことなのだけれど、個人的には時すでに遅しの感が強く、痛痒な思いを禁じ得ない。いい感じの曲と詞なのである。特に歌詞がよくて、ジョンは詩作の天才だが、韻がいい。最初の一節では Irish、wish、should、Englishが並び、摩擦音(sh)の連続が印象的な響きを醸し出している。二節目にはthousand、hunger、land、wonder、brigands、Goddamn が配され、撥音(an)が反復されている。特にlandが句末から句頭に連続して引き継がれ、この技法が万葉集のようで、私の心を蕩けさせ興奮させる。一節目に並ぶ「sh」の摩擦音は、日本語ではあまり耳にしない刺激感があり、それが続けて耳に刺すように感じると、何か不吉な予感がするのだが、実はそのジョンの不吉な摩擦音の連発は、作品のモチーフとメッセージを暗示していることに気づくのである。

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# by thessalonike2 | 2005-12-11 23:30 | 追悼ジョンレノン (6)
Don't Let Me Down -  ビートルズ解散前のジョンとポール
e0079739_14232049.jpg
わたしも、防衛庁前のキャパーンクラブには、オープン当初から通っていました。確か、ジョンの悲報の翌年にオープンしたような...。まだその頃はそんなに混んでおらず、わたしも仕事の帰りに1人で行ったりできる癒しの場所でした。その頃から、Lady-Bugの演奏は抜群で チャックさんのベースが、ポールのように凄かった! 歌も、世界中のどのコピーバンドより群を抜いて上手い!、と今もって断言できる。今度、わたしの住んでる町に、The Bootleg Beatlesが来て家族で見に行くけれど、またまたチャックさんの上手さを再認識するんだろうなあ...。芋洗坂には、1、2度行ったっきり。あの頃のキャバーンが懐かしい。

上のような嬉しい投稿を頂戴した。防衛庁前のキャバーンクラブにはいい感じの固定客が多かった。毎回、何度目かのステージで必ず「バースデー」が演奏され、その日が誕生日のお客の名前がステージで読み上げられ、店からスペシャルなフードメニューがプレゼントされた。「バースデー」の時間になると硬い床を右足でガンガンやったものだから、私のスリップオンの踵はそれで確実に何ミリか磨り減った。懐かしい。

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# by thessalonike2 | 2005-12-10 23:30 | 追悼ジョンレノン (6)
追悼補遺(1) - ジョンが生きていたらイラク戦争は阻止できていた
e0079739_13512026.jpg今日も頂戴した投稿をご紹介する。前の記事で、私はニ年前の日比谷公園のイラク反戦集会への参加を2月と書いたが3月8日の誤りだった。この日の集会が国内最大規模であったことは間違いない。ネットで見ると四万人と書かれている。2月15日はロンドンで百万人の大集会があり、この数字が世界の人々を驚かせた。日本ではイラク反戦は盛り上がらなかった。せめて十万人の動員はあってもよかった。締め出された野外音楽堂の中では辛淑玉と吉岡忍が貧弱なアジ演説をしていたけれど、辛淑玉と吉岡忍の話などカネを貰っても聞く気はしない。せめて辺見庸をシンボルとして立てて人を集めるべきだった。主催者はWORLD PEACE NOWだったが、この組織の顔がよく見えない。一生懸命に素人っぽさを演出し、国際連帯を強調し、政治臭を抜くことに腐心していたように見えたが、私の彼らへの感じ方は辺見庸のそれと同じだった。ベ平連が成功したのは、組織論云々の問題よりも、そこに開高健や小田実や鶴見良行などの一騎当千のカリスマがいたからではないのか。人物がいなければ運動は絶対に成功しない。

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# by thessalonike2 | 2005-12-09 23:30 | 追悼ジョンレノン (6)
追悼補遺(2) - ダコタアパートの前を通った頃
e0079739_10454253.jpg下のような投稿を頂戴した。「世に倦む日日」には海外からのお便りが多い。多いだけでなく、海外からのお便りの方に熱がある。熱はきっと危機感なのだろう。日本を愛し、日本のことを深く心配しているのだ。現在の日本と日本人がどのような存在であり、どのような状態であるかは、中にいる人間よりも外にいる人間の方がよく見えているのに違いない。例えば、後世に歴史となって書かれる日本の、ここ二十年間の姿というのは、その「歴史像」は、国内にいる者より国外にいる者の方が正確に見通しているだろう。人材は外にあり内になし。その感を強くする。今の日本人は自らの知性と品格のレベルを落とす集団自殺行動みたいなことを一生懸命やっている。自分たちの能力と可能性を落として無能者に近づく運動をやっている。誇りを失うことが目標であるかのような生き方をしている。誇り高く生きようとする人間の足を引っ張ることばかりやっている。志(こころざし)を持っている日本人は、皇室と海外居住者だけなのではないか。

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# by thessalonike2 | 2005-12-08 23:30 | 追悼ジョンレノン (6)
女系天皇雑感(7) - 皇室は単なる文化的伝統の継承者ではない
e0079739_127893.jpg女系天皇についての世論調査が朝日新聞に続いて共同通信からも発表された。数値結果は朝日新聞の調査と殆ど同じで、女系天皇容認が71%、男系天皇維持の16%を大きく上回っている。共同通信の調査は朝日新聞の調査から一週間以上経過した後でのものである。右翼が言うところの「世論における女性天皇と女系天皇の混同と無知」が事実であったのなら、この数字はもう少し変動していてもよかっただろう。朝日新聞の調査項目における質問文を見ても、女系天皇についての説明は過不足なく与えられていた。右翼の主張には根拠がない。国民は現在の天皇御一家の血統がそのまま続いて今後も皇室が繁栄することを願っているのであり、男系血統の(共同幻想の)切断よりも現在の皇室の直系継承の切断の方を危惧しているのである。六十年も昔に臣籍降下して氏素性の怪しくなった旧宮家の人間が急に皇族に復活して、右翼の政治勢力を背景に「俺のY染色体は正統遺伝子だから俺の孫を天皇に据えろ」と言い出す事態をこそ恐れているのである。

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# by thessalonike2 | 2005-12-06 23:30 | 女系天皇・皇室関連 (7)
女系天皇雑感(6) - 古代イスラエルでも女には名前が無かった
e0079739_12164029.jpg女系天皇に反対している女です。私は宮尾さんの小説は好きですが、この「古代や中世の日本の女性に名前がなかった」というのは歴史に対する無知からくるものかと思います。古代や中世の日本の女性の名前が残っていないのは名前がなかったからではなくて、名前をあきらかにすることで「言霊」により呪いなどを受けることを恐れたからです。古代へ行く程身内や結婚を許した相手にしか名前を教えていません。それゆえ、名を聞くことがプロポーズになったわけです。万葉集の巻頭の雄略天皇の御歌 - 籠もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくし持ち この岡に 菜摘ます子 家告らせ 名告らさね - 国母、皇后などになって系図に載せられた女性はちゃんと名前が残っています。しかし、朝鮮に行くと李氏朝鮮の時代でも女性には名前がなかったそうです。日本の女性の名前が残っていないのを朝鮮と同じような理由だと考えられては迷惑ですね。


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# by thessalonike2 | 2005-12-05 23:30 | 女系天皇・皇室関連 (7)
女系天皇雑感(5) - Y染色体論と危険思想としての源氏物語
e0079739_14381177.jpgY染色体論のナンセンスについては、立花隆が最近の論稿で喝破したとおりで、あの累乗増殖の簡易計算の説得力に特に補足するものはない。私がY染色体論を聞いたときに感じたのはもう少し別の低俗な関心方向のもので、普通の人間なら遺伝子の連続の奇跡を確信するよりも、むしろその断絶の確率の方に納得するのではないかという事だった。ところで平沼赳夫を会長とする超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」が政府に提出した「女系天皇を容認する皇室典範改正案の次期通常国会への提出を目指す政府に慎重な対応を求める決議文」では、「男系によって継承されてきた皇位の継承方法を今直ちに変更することは慎重に検討されるべきだ。短期審議で千数百年にわたる継承方式の変更を決定することは、拙速と言わざるを得ない」と言っている。男系天皇の継承期間を千数百年と表現していて、皇紀二千六百年の皇国史観の強調高唱を遠慮している。戦後歴史学と古代史研究の常識に配慮して妥協を示しているところが面白い。

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# by thessalonike2 | 2005-12-04 23:30 | 女系天皇・皇室関連 (7)
女系天皇雑感(4) - 万世一系の神話と水野祐の三王朝交替説
e0079739_13522333.jpg最近のネットの議論の関心は、すっかり女系天皇問題に集中しているようである。この領域がどちらかと言えば私の専門範囲に近かったため、拍子で偶然に議論の中に割り込んだ感があるが、恐らくこれからの「正論」や「諸君」は、関岡英之的なイニシアティブ改造に対する告発の問題意識と並んで、この女系天皇問題が論壇の中心を構成して行くように思われる。念のため『国民の歴史』を読み返して、西尾幹ニが万世一系をどのように処理しているか確認を試みたが、やはり思ったとおり皇国史観の核心たるその問題には触れていなかった。西尾幹ニ的な論法を予想するなら、二千六百年の時間が事実かどうか、万世一系が本当の事実かどうかが問題ではなく、科学的事実か否かの問題ではなく、それを「事実」として古代以来の日本人が信じてきたこと、すなわち物語の受容継承の観念的事実の歴史こそが重要なのだという主張になる。この主張はとりあえず議論として聞くことはできるが、最近のネットではそれを超えて、二千六百年の万世一系を事実そのものだと主張している者が多い。

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# by thessalonike2 | 2005-12-02 23:30 | 女系天皇・皇室関連 (7)
女系天皇雑感(3) - 模範者選びとしての皇位継承と雅子妃の人権
e0079739_123558.jpgはじめまして。STOP THE KOIZUMIを知ってから、こちらのブログをいつも拝見させていただいています。紀宮様結婚式に関しての文章には涙が出ました。現在の日本の天皇家は本当に気高く、美しいと思っていましたが、自分では具体的な表現が出来ないでいました。私が思っていた事が分かりやすく書かれていて、感動しました。現在の象徴天皇制は理想的な形だと思います。美智子様の苦労とご尽力、陛下の人間性によって、思いやりあう美しい家族を作り上げ、国民の前に示して下さっている皇室ご一家の存在は、とても大切だと思います。男系・女系もこだわる必要はないと思います。ただ、幼い愛子様の将来を、今決めてしまうのはまだ早いのでは…と、愛子様のあどけない笑顔を見ると胸が痛みます。女系天皇反対の女性のブログがありました。私はハンドルネームは男名にしていますが、女です。同じ女として、この方のような考え方には全く同調出来ません…。STOP THE KOIZUMIにも参加したいと考えていますが、知識不足でまだまだ勉強中な状態です。いつか参加出来るようになりましたら宜しくお願いします。


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# by thessalonike2 | 2005-12-01 23:30 | 女系天皇・皇室関連 (7)
女系天皇雑感(2) - 母系制原理の復活と天皇制のリニューアル
e0079739_13202180.jpg古代天皇制と母系制社会の問題について、私がこれまで聞いた中で最も印象的で説得的だったのは、黒岩重吾が藤ノ木古墳の謎を解読したときの議論だったと思うのだが、残念ながら中身をよく紹介できるほど詳細を記憶していない。が、古代天皇制において母系的契機と父系的契機の両方が同時に並存して角逐する様相を呈していた点については、研究者の一致した歴史認識と言ってよいだろう。中根千枝は双系制社会という呼び方をしている。江上波夫的な騎馬民族征服説の視角をベースとして持っている梅原猛は、大陸から列島に侵入して土着する間に天皇家の母系的性格が色濃くなったという説を唱えている。神武が熊野から大和に入る際に三輪山の主の娘を娶る逸話があるが、この婚姻の形式は入婿であり、すなわち母系制に準拠順応した支配のあり方が示された逸話であると言うのである。さらにもう一人、戦前の高群逸枝の母系制社会研究と古代天皇制の「血の合一」論も見逃せない。説得的な理論だ。

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# by thessalonike2 | 2005-11-30 23:30 | 女系天皇・皇室関連 (7)
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