間もなく弥生三月、出会いと別れの季節である。今日は月末の週末なので(不定期ながら)恒例のブログアクセス状況について読者の皆様にご報告を申し上げよう。「
西澤孝」が現時点でYahoo検察の第一位に躍り出た。今週中にはGoogle検索でも上位に登場することだろう。偽メール事件の疑惑解明についてブログが貢献できることは限られているが、それでも世論形成の一助としてこの程度の役割は受け持つことができる。最近、このYahoo検索とGoogle検索の違いについて何故なのか考えている。実は「野口英昭」でも早い時期に「世に倦む日日」を上に押し上げたのはYahoo検索の方だった。ご承知のように、アクセス解析は、ブログに単語検索を導いてきた検索エンジンの種別を統計して教えてくれる。その場合、一般にGoogleとYahooのシェアはGoogleが62%で、Yahooが15%程度のはずであり、「世に倦む日日」もこれまではその割合で推移してきた。ところが、野口英昭怪死事件を扱うようになって様子が一変し、現在ではYahooがGoogleを追い抜いてシェアが逆転しているのである。
弥生三月、「世に倦む日日」もいつまで続けられるか分からない。今日、特別サービスで皆様にご紹介したかったのは、ブログの読者のプロフィールである。アクセス解析結果を見ると、どういう人がブログのレギュラーのサブスクライバとなっているか、ある程度の傾向が掴める。端的に言って「世に倦む日日」へのアクセスは、国立大学と大手電機メーカーからが非常に多い。そして著者の私は、そのことに個人的にとても満足を覚えている。電機メーカーからのアクセスが、エンジニアリング部門からのものかマーケティング部門からのものかは不明だが、何れにしてもブログの掲載情報が彼等の日常業務に直接役立つものであるはずがなく、すなわち、ここでの読者とブログ情報との関係は、経済学的に言えば、生産過程の中の束の間の再生産過程的契機、俗な言葉で言えば、息抜きタイムの情報消費行動ということになる。この読者たちの日常を思い描くことはできないが、思うことは、日本経済の産業構造における労働力配置と知性の所在という問題であり、日本の電機メーカーに対する最終的な信頼感という問題である。
上のデータは2月17日(金)のものだが、この国立大学と電機メーカーというのは、実は決して無関係な取り合わせではないのだ。繋がっているのである。知性の問題という意味で、心の問題として繋がっている。日本において真に価値を生み出すもの、日本に真の評価を与えるインテリジェンスとプロダクティビティは、プロジェクトXは、こういうところから出て来るはずだ。例えば、その表象の結節するところに尊敬する田中耕一がいる。マスコミでNHKと朝日新聞だけが入るというのもいい感じ。そうでなくっちゃ。ブログの愛読者の皆様と一緒に盛大にニューオータニでパーティとかできる日が来ればいいのだけれど。息抜きであれ暇つぶしであれ何であれ、毎日、愛読いただいてありがとう。励みになっておりますので感謝を申し上げます。