月末の週末なので4月の月例報告を。「カナダde日本語」の左下にFC2仕様の逆アクセスランキングが表示されていて、ブログが第1位で2350件と数値が出ている。この件数が何を意味するのかよく分からないが、TBを経由したブログからの一週間分のリターンアクセス数だとすれば、一日平均で350件近いアクセスバックを提供しているというカウントになる(一ヶ月分なら一日80件)。最近のブログのサブスクライバ数は平日一万人ほどを推移していて、ブログの右上にトラックバック記事のタイトルを立てれば、恐らく一日で百件から二百件のアクセスバックを回収できるものと思われる。ぜひ積極的にブログをトラックバックセンターとして活用していただきたい。最近、どうやらそういう商売系のリストに載ってしまったようで、やたらに営業目的のTBが集まって来る。商売ブログのTBを一律に禁止するつもりはないが、当方に何のベネフィットもオファーできない商売TBは無意味なので削除させていただく。
先月の
レポートの中で前原誠司の検索順位を上げることを4月の課題にすると言ったが、それからわずか一週間後に前原誠司は代表を辞任して、偽メール事件へのブログの追及は3月で打ち止めとなった。3月に13位だった
前原誠司のグーグル検索順位は、少しだけ上がって現在第9位に位置している。偽メール事件で活躍した民主党議員の関連でブログの検索成果を報告すると、圏外だった
玄場光一郎が第6位をアチーブしている。暫くの期間は留まるだろう。西澤孝の雑誌「DUMONT」に登場した五人の議員だが、
馬渕澄夫は第7位、
石関貴史は第8位、
北神圭朗は第9位、
藤末健三は第11位、
松本大輔は第7位となっている。馬渕澄夫以外の四名は、特にこれから大きく名前を売る機会もないだろうから、今回が議員生活史上最大の「政治実績」として残るかも知れない。次の選挙で彼らが立候補した場合は、選挙区の有権者は検索エンジンを駆動してブログの情報を参考いただきたい。
インターネットは議員にとって厳しい監視装置である。同じく3月には圏外の30位であった
末松義規は、一ヶ月後の現在は第8位にランクアップを果たした。末松義規についてもブログ記事は長く検索上位に常駐するだろう。末松義規というのは、経歴的にも態度的にも、民主党の政治家像の典型を示すもので、まさにモデルを提供している。小選挙区制による二大政党制というのは末松義規のような政治家を大量生産するシステムだった。その
二大政党制は第12位になっていて、
政治改革は第8位に至っている。
山口二郎については遂に第5位までランクを上げてきた。政治改革もすでに過去の歴史となりつつあるが、それが何だったか若い世代が調べるときは、ブログの記事が役立てれば幸いと心得る。「過去の誤った歴史の美化」は何も右翼だけの専売特許ではない。政治改革の宣伝で大出世して、政治改革の歴史を自己批判しない学者は大勢いるし、未だに政治改革は成功だったという話になっている。
ブログと政治改革との関係はマルクスと資本主義の関係に等しい。どこまでもデモーニッシュに追跡して息の根を止める。4月は民主党関係と二つの刑事事件と日韓関係の問題がテーマとなったが、
本村洋は第6位のランクとなっている。本人が記事を読むことはあるだろうか。久しぶりに顔を見たが、相変わらずいい感じだった。これから高裁での差し戻し審が始まって、判決が出てもまた最高裁に上告されて何年か時間が経つ。ひと波乱ふた波乱ある。多くの人間がこの事件を気にしながら、横目で見ながら自分の人生を歩んでいるのだけれど、事件が最終解決されるとき、自分はどうなっているだろう。そう言えば、チェルノブイリ事故から二十年が経ち、小泉政権発足から五年が経ったという報道を聞いて、その二十年前や五年前の出来事に立ち会っている自分がいて、そのことを記事にしたかったが、構成される記事の内容に具体性が入りすぎ、それは個人情報のリスクに繋がるので躊躇して止めた。
躊躇せず書ける立場だったらよかったが、人生は思うようにはいかない。そんな事を思っている人間が世の中には無数にいるのだろう。「
ダ・ヴィンチ・コード」は第7位となっている。文庫が先月発売になって以来、キーワード検索で毎日60件ほどのアクセスが来ている。シオン修道会の検索来訪も多く、
シオン修道会では第5位。それから、作品の登場人物の中で最も面白いキャラクターと思われる
アリンガローサについて、ブログのグーグル検索順位が第1位になっていた。映画ではアリンガローサとティービングを演じる俳優の演技に注目したい。関連で「
聖婚」が第1位、「
聖娼」も第1位、「
ヒエロス・ガモス」が第3位、「
聖杯伝説」が第10位と健闘している。例のノルマンディーでのソニエールの性の儀式は、映画ではどのように処理されているだろう。「ダ・ヴィンチ・コード」の世界はひたすら面白い。ここ二年間の私の人生を楽しいものにしてくれた。それは、同じ年頃の欧米の男たちもきっと同じ事を思っているに違いない。
ブログを読んで、「ダ・ヴィンチ・コード」に興味を持ってくれる人が増えれば幸いと心得る。